人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中国旅行記 西安編その3。


【9月29日 土曜日 西安 小雨】

9:00頃起床。
10:00頃、ユースを出る。
ユースのおじいちゃんが本当いい人で、とても親切にして頂いた。

襄樊へのバスの切符を買いにバスターミナルへ。
19:00発のバスを予約。

バスは結構容易くとれることが分かる。

バスをとって、襄樊までのルートは確保したので、西安最後の日、観光に出発。

この日のメインは西遊記でおなじみ、三蔵法師こと玄奘のゆかりの寺、慈恩寺、大雁塔。

慈恩寺というお寺は唐の第三代高宗が、亡くなった自分の母親の菩提を弔うためにその慈恩を追慕するという目的で648年に建てられました。
現在のものは唐代末期の戦乱の影響なんかで当時の規模の10分の1程度になってしまってます。

シルクロードを通って西域を歴訪し、インドに遊学した三蔵法師玄奘(このときの話をモティーフにしたのが西遊記ですね)は、帰国後、慈恩寺を素晴らしい寺だとしてここの境内に塔を築き、インドから持ち帰った仏典、仏像などの保管にあてたいと、高宗に申し出ました。
その願いが聞き入れられると、玄奘はインドの卒塔婆(ストゥーパ)を真似た5層の塔を建立しました。これが大雁塔で、652年のことです。

玄奘は塔に仏典、仏像を納め、自身もこの寺で11もの間、持ち帰った経典の翻訳作業を行いました。


大雁塔に通じる道沿いは電気街みたいになっていて、家電量販店なんかがあったので面白そうだから降りてみることに。


中国旅行記 西安編その3。_f0013495_19471410.jpg

こんなところでも兵馬俑は大活躍。
胸の部分がモニターになってます。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_19481193.jpg

中国でもやっぱりiPodは人気なのか。。。。
ん?
なんか違う。。

これ、もの凄いパクリ具合。
ボタンがちょっと違うだけで、あとは画面から配色からなにから全部瓜二つ。
黒ヴァージョンもありました。
大売り出しされてましたよ(笑)


家電量販店を出て、またブラブラしてると、怪しい個人経営のゲーム屋を発見。
覗いてみる。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_19522923.jpg

いつのか分からんソニックなんかもいた。

プレステやスーファミで発売されたはずのもが一緒くたになってPC用ソフトになって売られていたり。どうやってるんだろ。

あと、コーエーのPC版三国志11(現時点での最新版)が置いてあり、なんと

69元(およそ1100円)

コーエー製品は高値で有名で、日本で買おうものなら、中古でも6000円はする。パワーアップキットという拡張版がついてたら8000円は下らない。

偽物臭もプンプンするので、迷った挙げ句、やめておいた。
このときは。
このときは、ね。


いろいろと油を売って歩いていたため、大雁塔に着いた時にはもう13:30になっていた。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_200629.jpg

玄奘と。後ろに見える塔が大雁塔。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_2053468.jpg


中国旅行記 西安編その3。_f0013495_2021661.jpg

塔は建立当時は5層でしたが、現在は7層。
これはどういうことかというと
一度、則天武后が10層に大改築をして、その後戦乱で7層から上が崩壊してしまったようなのです。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_2062341.jpg

中へ。
ちなみにここでも学割に成功しました。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_2071622.jpg

こう螺旋状になった階段を上っていきます。
内部は完全に改築してますね。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_2081684.jpg

塔の3層目位から。
伽藍の配置がよく分かります。


中国旅行記 西安編その3。_f0013495_2093187.jpg

最上階からは西安市街が見えるはずなのですが、生憎の雨のため、視界不良。


大雁塔を降りて、陜西省歴史博物館へ。

その前に。

やっぱり「三国志11」が気になって、またゲーム屋さんに戻ることに(笑)

結局。
三国志11購入。
さらに、中国のオリジナルの「三国英雄伝6」というシミュレーションゲームも購入(59元)

近くのファーストフード店に入り、ゲームを開封。

なんと。

どちらも完全オフィシャル品でした。

万歳。
てっきり偽者だろうな、と思ってたけど正規品でうれしい。
三国英雄伝の顔グラ(武将の顔のグラフィック)がコーエーのものと瓜二つで爆笑。

自分たちへのいい土産になりました。
あ、もちろん全部中文です。

実際に三国志の方はやってみたけど、良い雰囲気でしたよ。
コマンドは何となく分かるし
途中のイベントも三国志を知ってれば、何をやっているのかも理解できる。
もちろん詳しい台詞の内容までは分からないけど。


中国旅行記 西安編その3。_f0013495_20195648.jpg

陜西歴史博物館。
ここでは学割失敗。基準がわからんぞ。
陜西省の歴史を石器時代から、発掘された文化財をもとに展示してありました。
B.C.5000年くらいにはもう鼎型の土器なんかが出来てて面白かった。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_20232459.jpg

見学を終え、出ようとすると、解放軍がやってきて、国旗掲揚を始めだした。
いつものことなのか、国慶節が近いからか、どっちなんでしょう。

中国旅行記 西安編その3。_f0013495_20243350.jpg

去って行く人民解放軍。
見た感じ、まだあどけなさが残っていて僕たちよりも若く見えた。


見終えて、外に出てみればもう17:00。
空海が密教の修行をし、それを伝授された寺、青龍寺にも行ってみたかったけど、時間的に厳しいということで、バスに乗り、バスターミナルへ戻ることに。
空海と西安についてはこのサイトが面白かった。
西安点描

18:30結構ぎりぎりでバス停到着。
バスも荷物検査があるはずなのだが、荷物を通す機械だけあって、検査はしてなかった。
待ち合い室に行っても一向に案内はなく、自分たちでバスがいっぱい停まってる駐車に出てみた。
バスのフロントガラスに行き先が書いてあるので、それを見て襄樊行きを探す。
ようやく見つけて、乗り込む。
その狭さに唖然。
普通のバスに二段ベッドが3列。
一人分のベッドの広さは、縦が約1畳横が2/3畳といったところか。
寝返りすらうてない。

襄樊までおよそ9時間。
しかも襄樊は途中駅。寝過ごすと大変だ。気が抜けない。

次回は、バス車内の様子〜襄樊、古隆中諸葛亮孔明の庵、襄陽城です。
ではまた。
by jai-guru-deva | 2007-10-25 20:51 | 今日知る旅行
<< 中国旅行記 襄樊編。 中国旅行記 西安編その2。 >>