10分で分かるThe Beatles その1。


当ブログとリンクしてる白クロニクルのseven spotさんからビートルズのレヴューの依頼が来たので書きます。

依頼としては

Abbey Road
White Album
Help!
Let it Be
Magical Mystery Tour
Past Masters
Revolver
Rubber Soul
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
With The Beatles

を年代順で彼らの歴史を交えて簡単に。ということだったのだけれど、どうせなら全部『please please me』から全部やっちゃおうと思って、やってみます。

果たして簡単にまとまるかどうか不明だけれど。興味があればお付き合い下さい。


【メジャーデビュー以前】

そもそもビートルズのイメージについて払拭しなきゃならないことがあるんだけど、ビートルズって後期ジョン・レノンの影響やら、そのスーツにマッシュルームの姿から、愛に溢れたいい子ちゃんバンドという受け止め方があるじゃないですか。ともすれば、不良代表のローリングストーンズ、いい子ちゃんビートルズみたいなことになっているんだけど、
それって全くの誤解で、すごい、ビートルズって尖ってるんです。
ジョン・レノンなんてもともと悪ガキの不良でしかないから。
いまでこそ、教科書に載るようなこぎれいにまとまった楽曲たちも、当時としてはもの凄いインパクトなわけですよ。きっと。わかんないけど。当時の人じゃないから。

まあ、そういうのもふくめ、いろいろレヴューしてみましょう。

まずはビートルズの生い立ちについておさらい。
ジョン・レノンを軸に概説。

1940年10月9日、ナチス・ドイツによる空襲下に置かれたリバプールで誕生。出生当時、父アルフレッドは商船隊員として航海中で不在(そのまま蒸発)、母ジュリアも他の男性と同棲していたため、ジュリアの姉であるミミ夫婦のもとで育てられることとなる。

そうした経緯から(両親の愛情をまともに受けれなかったという意味で)クオリー・バンク校という学校に入学したジョンは、喧嘩にあけくれたそうで、札付きのワルとして有名に。そんな1956年のある日、エルヴィス・プレスリーの「ハートブレイク・ホテル」を聴いたジョンは、ロックンロールに目覚めることになる。この頃、母ジュリアが近くに引っ越してきて、ジュリアの家を行き来するようになる。この間にジュリアはジョンにバンジョーの演奏法を手ほどきし、ジョンとしては生まれて初めて母親というものを感じたんだと思う。
そこで「クオリーメン」というバンドを結成。そしてライブを観に来たポールと出会う。
f0013495_327318.jpg

(クオリーメン時代のジョン)

ポールはジョンらメンバーに請われて自分のギターの演奏を披露。それにピンと来たジョンはポールを正式にクオリーメンに加入させる。

その後、ポールと同じ通学バスに乗ってた後輩のジョージ・ハリスンとポールが意気投合。
ポールの紹介でジョージがメンバーに。
f0013495_328464.jpg

(クオリーメン時代、左からジョージ、ジョン、ポール)

そんなとき、ジョンの目の前で、酔っぱらい運転の警官に母、ジュリアは轢かれて死んでしまう。これはジョンに大きな禍根を残し、ジョンの後の作品に色濃い影響を残すことになる。
また、このことがきかっけで、14歳で母を失っていたポールとさらに絆を深める。

その後、メンバーはその三人だけになり、アートスクールに進んだジョンが友人のスチュアート・サトクリフ(通称スチュ)がメンバーに誘われ、ここでバンド名が変わる。
f0013495_329207.jpg

スチュアート・サトクリフ。イケメンです。

「ジョニー&ザ・ムーン・ドッグス」そして「ザ・シルバー・ビートルズ」と紆余曲折を経て、1961年、とうとう「THE BEATLES」として出発する。
ちなみに「THE BEATLES」というバンド名を決めたのはスチュとジョン。
彼らの敬愛するロックンローラーバディ・ホリーのバンド名『バディ・ホリー&ザ・クリケッツ』のクリケッツ(こおろぎ)にあやかって、同じ昆虫の名前ビートルズ(BEETLES、かぶとむしの複数形)をマーロン・ブランド主演の映画『乱暴者』の中から思いついて、クリケッツ(こおろぎの他にスポーツのクリケットの意味がある)のようにダブルミーニング、ってカッコよくね?と、BEETLESに音楽のBEATを加える意味でスペルを変えて「BEATLES」とした。

ジョン・レノンはこう言う。
「言葉だけを聞くとモゾモゾ動く虫をイメージするだろ、でも字を見るとビートミュージックというわけだ」
その後、「THE BEATLES」にピート・ベストがドラマーとして加入。

もともと楽器が弾けず、アートスクールの奨学金特待生だったスチュアートは画家を志し脱退。その後、1962年、脳出血のため21歳という若さで他界。
彼の死はビートルズのメンバー、特にジョンに大きな影響を残した。
ジョンにとってスチュは心を許せる、数少ない本当の友達だったという。
さらに「THE BEATLES」がパーロフォンとメジャー契約するにあたって、技量的な観点からピートは解雇され、しばしばサポートメンバーとして参加していて、当時ビートルズより格上のバンドにいたリンゴ・スター(本名・リチャード・スターキー、芸名の由来は当時の写真などをみればわかるけど、常に大きな指輪をしていることから、「リングス」というあだ名がなまって「リンゴ」になったようだ)を説得の上、加入させ、1962年、僕たちが知る「THE BEATLES」としてスタートする。


と、かなり前置きが長くなってすいません。
では、これから各アルバムについてみていきましょう。

各曲に作詞、作曲者を書くけれど、基本的に作曲した人がメインボーカルをとっています。
また、ジョンとポールはどちらかが作曲したものについてもレノン・マッカートニーのクレジットを用いているけど、ここでは分かりやすいように作曲したほうの名前で載せます(共作の場合はレノン・マッカートニーで載せました)。
また、極めて個人的な嗜好によって5つ☆評価もしてありますが、あまり気になさらず、ビートルズ聴いたことなくてこれから聴こうかな、って方は是非、1stから順に聴いていってくださいね。


『PLEASE PLEASE ME』1963年

f0013495_3311175.jpg


1. I Saw Her Standing There ポール
2. Misery レノン・マッカートニー
3. Anna (Go to Him)  アーサー・アレキサンダーのカバー
4. Chains  クッキーズのカバー
5. Boys シュレルズのカバー
6. Ask Me Why ジョン
7. Please Please Me 主にジョン
8. Love Me Do 主にポール
9. P.S. I Love You ポール
10. Baby It's You シュレルズのカバー
11. Do You Want to Know a Secret ジョン
12. Taste of Honey レニー・ウェルチのカバー
13. There's a Place ジョン
14. Twist and Shout アイズレー・ブラザーズのカバー

【全体を通して】★★★☆☆
2ndシングル「please please me」のヒットから急遽アルバム制作が始められ、制作時間はたった10時間という、1stから超絶なビートルズ。
最後の「Twist and Shout」は過酷なスケジュール(10時間歌いっぱなし)で声が潰れたジョンが文字通りシャウト。この声がカッコよくてわざとこれが採用された。声の擦れ方が非常にジョンらしくてめちゃくちゃカッコイイ。
ところでこのアルバム、14曲中6曲がカバー。
けど、当時としてはバンドがオリジナル曲だけでアルバムを構成するなんてことはなくて、むしろ、これだけオリジナルを入れたのは異例。
そもそも、当時のバンドは、一人、メインのボーカリストがいて、演奏者はバックバンドでしかなく、バンド名も例えば「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」みたいな感じだった。
それをビートルズは4人が4人とも歌を歌って、メンバー全員が前に出てる、という時点で画期的だった。

アルバムとして、即席でつくられたものということもあって、特にまとまりとかコンセプトみたいなのは感じられない。というかアルバムにコンセプトなんて持ち込んだのもビートルズだし。
ただ、まだ、このときにはそういったものは無い。
けど、「I Saw Her Standing There」にせよ、「Please Please Me」にせよ、「Twist and Shout」にせよ、とても若々しくて、野望に満ちあふれたビートルズが聴けるし、なんだか生音みたいでライブを観るような臨場感がある。
ビートルズをずーっと聴いてると、だんだん中期や後期の練り上げられた世界に引き込まれて行くんだけど、結局、いつもここに戻ってくる。凝りまくった後のビートルズにちょっとつかれたらやっぱりこのアルバムの、ストレートでシンプルなロックしてるビートルズを聴きたくなる。これでこそビートルズ!がつまった、とてもいい作品。

【オススメ曲】
「I Saw Her Standing There」
しょっぱなからのポールの「1,2,3,4!!」という威勢のいいかけ声で始まるオリジナル曲にまずぶっ飛ぶわけです。ポールの声も野太くてイイ。1分30秒くらいんとこのシャウトなんかもカッコいい。

「Ask Me Why」
ジョンの声がとっても美しい。最初のリフもかわいらしい。

「Please Please Me」
ジョンのハーモニカで始まる、あまりにも有名な曲。
「come on, come on, come on」の掛け合いも、ビートルズの代名詞になっている。
高校の時、馬鹿だった僕は、タイトルなんて訳すんだ?「くれくれ俺に」???
とかって思ってたけど、二個目のpleaseは「楽しませる」だから、「俺を楽しませておくれ」みたいな感じなんですな。

「Love Me Do」
これもジョンのハーモニカで始まる、シンプルな曲。
このアルバムに入ってるのはドラムがリンゴではない。これはプロデューサーであるジョージ・マーティンの意向。
リンゴ版は『Past Masters vol.1』に入っている。『Past〜』のほうが全体的に落ち着いているけど、なんだかドラムがちょっと遅い。これはビートルズ全般にいえるんだけど、リンゴがわざと半拍くらいずらせているのか、ただ単に下手なだけか議論が繰り返されているとこだけど、どっちにせよ、この気持ち悪いドラムもビートルズの魅力で、特に中期のドラッグの影響の濃い時期は一層効いてくる。なんか不気味でそら恐ろしい、そんな感じがする。これ計算だったらほんとコワイ。そしてビートルズならやりかねないのがまたコワイ。

「P.S. I Love You」
最初からジョンとポールのハモリではじまる。そのハモリが綺麗。
その後、メインボーカルはポールだけど、裏のジョンのコーラスが絶妙。


「Baby It's You」
カバー曲。
ジョンのメインボーカルに「シャラララララー」というコーラスが全編に渡ってかかる。
ジョンの声もセクシーで、特に「Nobady, Nobady」のところの軽いシャウトがイイ。

「Twist and Shout」
カバー曲。
上でも触れたように絞りだされたジョンのハスキーな声がたまりません。
ボルテージ上がったジョンと、淡々としたコーラスもまたイイ。
「Ahh〜Ahh〜Ahh〜,Wow!!!」
てとこなんてコーラスのお手本ですよね。



『WITH THE BEATLES』1963年
f0013495_415015.jpg


1. It Won't Be Long ジョン
2. All I've Got To Do ジョン
3. All My Loving ポール
4. Don't Bother Me ジョージ
5. Little Child レノン・マッカートニー
6. Till There Was You ミュージカル「ミュージック・マン」から
7. Please Mister Postman マーヴェレッツのカバー
8. Roll Over Beethoven チャック・ベリーのカバー
9. Hold Me Tight ポール
10. You Really Got A Hold On Me スモーキー・ロビンソン&ミラクルズのカバー
11. I Wanna Be Your Man ジョン
12. Devil In Her Heart ドネイズのカバー
13. Not A Second Time ジョン
14. Money (That's What I Want) バレット・ストロングのカバー

【全体を通して】★★★★★
2ndアルバム。なんと1stからわずか4ヶ月後の作品。
だから1stからそのまんますんなり入っていけるんだけど、完成度は1stより断然上。
まだ小粒だけれど4曲目「Don't Bother Me」でジョージがシンガーソングライターとしてのデビュー作を書いている。だけど、まだ後のような個性はでていなくて、ジョージ本人も「あまり良い出来ではない」と後年語っている。けど僕は嫌いじゃないです。
1stに比べて全体的にテンポがよく、軽快に聴ける。捨て曲がほとんどない。捨てる暇もない。

【オススメ曲】
「It Won't Be Long」
「yeah! yeah!」のかけ声が印象的で曲も軽快。まさに1曲目に相応しい。メインボーカルはジョン。コーラスはジョージとポール。最後の方でジョージがかけ声をミスってたりする。

「All I've Got To Do」
チロリーンというギターから始まり、ジョンがほぼアカペラ、そこからコーラスがかぶりだす、綺麗な構成。
ジョンが盛り上がってくサビの「Ahhhh〜」というコーラスもいい。

「All My Loving」
名曲来ました、的な、ポールの代表的なナンバー。
こういうアップテンポでポップな曲を作らせたら誰もポールに勝てません。ひねくれてない、ストレートなポップソングは必ずポール。
ジョンとは全くタイプの違う天才だな、ってこれ聴くたびに思う。つくづくこの二人が出会ったのって凄いことだなあ。神の存在や運命の存在を信じてしまいそうになる。

「Little Child」
ジョンとポールの共作だけど、ややジョンが強いように感じる。
ロックなハーモニカはジョン。
大好きですね、この曲。ジョンのボーカルとポールのボーカルがめまぐるしくて、メロディーもそれをおいかけるみたいで聴いてて飽きない。


「Please Mister Postman」
カバー曲。
僕の大好きな曲。残念ながらオリジナル聴いたことないんで聴いてみたい。
メインはジョンだけど、ポール、ジョージとのコーラス合戦が凄まじい。
こんな綺麗なコーラスはビートルズの中でもないと言ってもいいんじゃないかと思う。
ロックだけじゃなく黒人のコーラスグループに影響を受けたビートルズの懐の広さも感じる。
絶対どこかで聴いたことあると思うけど、改めて聴いてみてください。


「Roll Over Beethoven」
カバー曲。
とにかくカッコイイ。まさにロックの原点。タイトルからしてカッコイイ。
オリジナルはかのチャック・ベリー。これもオリジナル聴いてみたい。
リードボーカルはジョージ。

「You Really Got A Hold On Me」
最初のピアノがカッコイイですが、ピアノ弾いてるのはジョージ・マーティン(プロデューサー)。これも黒人音楽の影響で、コーラスが印象的。特に終盤にかけての畳み掛けるようなコーラスが素晴らしい。

「I Wanna Be Your Man」
ジョンとポールの共作。ローリングストーンズのために作られた。
ハードめなロックナンバー。
ミックは「ポールとジョンの曲つくりは見事だった。かなり売れ線の曲だったし、2人が一番良い曲のひとつを俺たちに快くくれたことに驚いていた」と当時のことを語り、キースはビートルズの曲をやるなんて鼻高々だと喜んでいたらしい。
当のジョンは「あれは捨て曲だ。名曲なんて彼らにはやらない」と言ってます(笑)

「Money (That's What I Want)」
ピアノがカッコイイ。このピアノもジョージ・マーティン。
「とにかく金をくれよ」「お金は裏切らない」と言い続ける。当時アイドル扱いされていたビートルズの抵抗かも。



このアルバムはほとんど全てオススメになっちゃった。いいアルバムなんですよ、ホント。



『A Hard Day's Night』1964年
f0013495_5233940.jpg


1. A Hard Day's Night ジョン
2. I Should Have Known Better ジョン
3. If I Fell ジョン
4. I'm Happy Just To Dance With You ジョン
5. And I Love Her ポール
6. Tell Me Why ジョン
7. Can't Buy Me Love ポール
8. Any Time At All ジョン
9. I'll Cry Instead ジョン
10. Things We Said Today ポール
11. When I Get Home ジョン
12. You Can't Do That ジョン
13. I'll Be Back ジョン


【全体を通して】★★★★☆
『ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!』の邦題で知られる3rdアルバム。ここにきてビートルズはとうとう全曲オリジナルに。そしてこのアルバムは全アルバム中唯一、作詞作曲のクレジットがレノン・マッカートニーで統一されたもの。
ただし、実際にはほとんどジョン・レノンによるもので、ジョンファンからはビートルズ中で最高のアルバムとの呼び名もある。
そもそもは、同タイトルのビートルズ初主演映画のサントラ盤ということになっているけど、映画自体、ストーリーがあるとは言えない、どたばた劇で、いわばアイドルとしてのビートルズのプロモーションムービーとでも言った方がいいかも知れない。
なお、『ビートルズがやってくる〜』の邦題は映画評論家水野晴郎によるもの。
全体的にやはり初期ジョン好みの軽快なロックサウンドで、さっくり聴けて聴きやすいんだけど、飽きやすい気がする。

【オススメ曲】
「A Hard Day's Night」
やっぱりこれですね。
最初のジャーン!っていう独特なコードのギターからしてカッコイイじゃないですか。
ジョンのシャウトから間奏にいく部分、間奏のジョージのギター。それにかさなるピアノ。何度聴いても鳥肌が立ちます。
その間奏部分はどうやらテープを半速で回し、そこにジョージのギターとジョージ・マーティンのピアノを同時に録音したものらしい。

「If I Fell」
ジョンのバラードの傑作。
ジョンの弾き語りから、転調し、ポールとのコーラスにつながる(♪If I give my heart to you〜)。その二人の声がサビ部分へと盛り上がって行く感じ(♪'Cause I couldn't stand the pain〜)。最高です。胸に穴が空いたみたいにすーっと切ない気持ちになりますね。

「I'm Happy Just to Dance With You」
ジョンがジョージに書いた曲。なのでメインボーカルはジョージ。
Just to dance with you〜
is everything I need〜(Oh)
というあたりからが見せ場。コーラスの綺麗な曲です。

「And I Love Her」
ポールのバラード。
間奏はジョージのクラシックギターによるもの。
ゆっくりとした単調なフレーズを一音一音しっかり弾いてて、気持ちいい。なんかジョージの人柄が伝わってくると言うか。静かなビートルと言われた彼の仕事っぷりが分かります。
奥田民生に「And I Love Car」てタイトルをパロったものがありますね。

「Can't Buy Me Love」
ポールのロックナンバー。
ポールのタイトルコールシャウトに始まり、タイトル連呼で終わる。
前作の最後、「マネー」で「金、金、金」言っておいて、「愛はお金じゃ買えないよ」だって。
意志に反してアイドルとして売られたビートルズがここにいます。
とはいえ、この軽快なメロディでビートルズの代表曲になってますね。
YUIのデビューアルバムは「CAN' T BUY MY LOVE」ですが、これからとったのでしょうか。
文法的にはどっちがあってるんだ??

「Any Time At All」
非常にジョンっぽい軽い感じのロックソング。
最初の「バンッ!」ていうリンゴのドラムが印象的。
ちなみに、前作の「It Won't Be Long」を改変して作ったとジョンは後年に語っています。
だから非常によく似てる。どっちも好きですね、僕は。
このアルバムも前作までと同様、時間がない中で作ったものだからそういうこともあるんでしょう。
というか、わずか1年で3枚のアルバムを作ってますからね、この時点で。半端じゃないと思います。

「I'll Be Back」
ジョンが蒸発していたはずの父・フレッドに再会した(ジョンが有名になったことを知って名乗り出て来た)ことがもとで作られた曲。
このアルバムで、「A Hard Day's Night」に次いで二番目に好きです。
ジョンの悲しげな歌声が、たまりません。
CDの対訳だと、男女の歌になっていると思うんだけど、僕は、やっぱり父に対する複雑な感情をあらわした歌だと思う。
長くなるけど、全文↓

You know if you break my heart I'll go
But I'll be back again
'Cos I told you once before good-bye
But I came back again
I love you so
I'm the one who wants you
Yes I'm the one who wants you
Oh ho oh ho oh

You could find better things to do
Than to break my heart again
This time I will try to show
That I'm not tyring to pretend

I through that you would realise
That if I run away from you
That you would want me too
But I've got a big surprise
Oh ho oh ho oh

You could find better things to do
Than to break my heart again
This time I will try to show that I'm
Not tyring to pretend
I wanna go
But I hate to leave you
You know I hate to leave you
Oh ho oh ho oh

You if you break my heart I'll go
But I'll be back again


それを僕なりに訳してみると↓

俺を傷つけるのなら、出て行くよ。
でもきっとまた戻ってきてしまう。
だって前にも一度グッバイを言ったんだけど、
こうしてまたあんたの前に戻ってきてしまっているんだから。

本当は愛しているんだ。
これは本当の気持ちだ。
疑いようもない、本当の気持ちだ。

お父さん、俺をヘコませるより
もっとほかにやるべきことがあるだろう?
今度こそ、ホラじゃないってことを
わからせてやるよ。

俺が離れていれば、お父さん、あんたにも
俺が必要だってことに
気づいてくれると思っていたのに。
けれど、それは大きな間違いだったわけだ。

出て行きたいんだ。けど、
あんたと離れるのはやっぱり嫌なんだ。
わかるだろ、あんたも俺の父親なら。

俺を傷つけるつもりなら出て行くよ。
けど、またきっと、戻ってきてしまうんだ。


簡単に男女の話にも転嫁できるけど、やっぱり自分を捨てた親父に対する憎しみとまた、肉親に対する愛情が渾然になった複雑な気持ちを歌った歌だと僕は思うんですよねえ。


どうやら容量的問題で一度にアップロードできないので、分割してアップします。
続きは次の更新で。
というか、10分では読めませんね。すいません。。。
[PR]
by jai-guru-deva | 2008-02-05 05:13 | 今日知る音楽
<< 10分じゃ分からないTHE B... 大ロボット博。 >>